続・俺と結婚しろよ!
「一つ言わせれば、顔が強張ってる」
賢ちゃんの言葉にあたしたちは顔を見合わせ、無理に笑う。
それでも、やっぱりわざとらしい作り笑いしか出来ない。
そんなあたしたちを見て……
賢ちゃんはスティックを取り出し……
「セイウチ!!」
スティックを鼻に刺し、白目を剥く。
「「「ぎゃぁぁぁぁああ!!!」」」
あたしたちは揃って、大声で叫んでいた。
賢ちゃんの馬鹿!
大馬鹿者!!
ここで、この状態でそれをする?