続・俺と結婚しろよ!





だけど……




「優弥がステージから落ちた時、楽しかったな」




賢ちゃんが思い出したように大爆笑する。




「……何年前の話だ」




そう零す優弥さんを、無視して続ける賢ちゃん。





「あれは傑作だった。

ムッツリ優弥に笑いの神が舞い降りた。

だって、左端で急に消えるんだぜ?

魔法使いかよ?」



「俺、笑い我慢しすぎて、歌詞忘れたよぉ」



「俺は笑い過ぎて後ろ向いたら、賢一が超変な顔しててさらに笑った」



「あの時、慎吾と俺は一瞬で意思疎通した!

やべぇ、優弥神だって!!」



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