続・俺と結婚しろよ!






代わりに、俺から忠告してやる。




「賢ちゃん」




そう呼んだ俺を、賢ちゃんは見た。

髪の毛が乱れ、酔って間抜けな顔をしていたが、紛れもなく玄だ。

俺のすごくすごく憧れていた男だ。





「咲良の元カレと、コラボすることになった」



「はぁぁぁあ!?」




今日の昼はカッコイイ玄だったのに。

今の大馬鹿賢ちゃんは、漫画かと思うほど顔を歪め、大声で叫んでいた。




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