続・俺と結婚しろよ!








翌朝……








「よっしゃあ!!行くぞ!」




賢ちゃんの声で目が覚めた。




「ん……なに?」




眠い目をこする。




賢ちゃん、帰ってたんだ。

そして出かけるの?

元気すぎるよ。




そう思ったけど、



「ほら、何してんだよ、咲良!」



ぼーっとするあたしを無理矢理起こす。

朝から賢ちゃんの湿布の混ざった香りがして。

目の前に大好きな賢ちゃんの顔があって、ドキッとしてしまうあたし。




まずいな、こんなに賢ちゃんを好きになって。

同居とはいえ、今までほとんど賢ちゃんは家にいなかった。

だけど、今後は恐らく違う。

あたし、大丈夫なのだろうか。




< 169 / 629 >

この作品をシェア

pagetop