続・俺と結婚しろよ!
翌朝……
「よっしゃあ!!行くぞ!」
賢ちゃんの声で目が覚めた。
「ん……なに?」
眠い目をこする。
賢ちゃん、帰ってたんだ。
そして出かけるの?
元気すぎるよ。
そう思ったけど、
「ほら、何してんだよ、咲良!」
ぼーっとするあたしを無理矢理起こす。
朝から賢ちゃんの湿布の混ざった香りがして。
目の前に大好きな賢ちゃんの顔があって、ドキッとしてしまうあたし。
まずいな、こんなに賢ちゃんを好きになって。
同居とはいえ、今までほとんど賢ちゃんは家にいなかった。
だけど、今後は恐らく違う。
あたし、大丈夫なのだろうか。