続・俺と結婚しろよ!
不本意にも、その上半身に釘付けになってしまうあたし。
男らしくて筋肉質で。
肩にはやっぱり湿布が貼ってある。
まずいよ……
まだ何もしていないのに、色々想像してしまう。
慌てて目を背けるあたし。
見て見ぬふりをすればいいのに、いちいち突っ込んでくる賢ちゃん。
「あれ?咲良、照れてるのか?」
馬鹿!
そんなこと言わないでよ!!
「やべぇだろ。
俺、最近七キロ痩せて締まったんだ!」
無視してやる。
それでも、
「まぁまぁ、そんなツンツンすんなって」
しつこい賢ちゃんは、裸のままあたしの手をぎゅっと引く。
バランスを崩したあたしは、その剥き出しの胸板にダイブしていた。
賢ちゃんの体温を、いつもより近くに感じる。
触れている部分がすごくすごく熱い。
駄目だ……
あたし、おかしくなる!