続・俺と結婚しろよ!
「賢ちゃん。
あたしの彼氏が、賢ちゃんで良かったって思ってるんだ」
「?」
あたし、何てこと言ってるんだろう。
そう思いながらも、一回口にした言葉は、とめどなく溢れてくる。
「賢ちゃんといると、すごく楽しい。
それでいて、ドキドキが止まらない。
時々、すごくかっこよかったりもするけど、大馬鹿になったりもする」
賢ちゃんはすっごく優しい顔であたしを見てくれて。
さらにドキドキするんだ。
笑い飛ばしてくれればいいのに。
いつものテンションに戻ればいいのに。
なのに、そうさせてくれない。
「女の子で良かったって思った。
賢ちゃんに大事にされて」