続・俺と結婚しろよ!





あたしは賢ちゃんの頬に触れる。

温かくて、男らしく少しごつっとしていて。

すごく愛しいと思った。

耳たぶには普段使われていないピアスホール。

その拡張ぶりが痛々しい。

そして……

あたしの手は、その胸に当たる。

大きくて、力強くて、あたしを優しく抱きしめてくれた。

昨夜のことを思い出して、またまた真っ赤になってしまうあたし。






あたし……



やっちゃったんだ。

賢ちゃんと、やっちゃったんだ。



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