続・俺と結婚しろよ!
「それにしても、連絡ありがとな」
賢ちゃんは呟き、ちょびっとビールを飲む。
「お前が教えてくれなかったら、咲良、ホテルに連れ込まれてたかもしれねぇ」
「マジかよ……」
俺は賢ちゃんの言葉に絶句する。
光樹、やっかいな男だと思っていたけど、まさかここまでやっかいだとは。
「記者もいた。
前川がわざと呼んで、スクープにするつもりだったのかもしれねぇ」
「アイツ、マジで俺ら潰すつもりかよ」