続・俺と結婚しろよ!
だけど……
あたしは、いつも賢ちゃんを苦しめてきた。
苦しめて、苦しめて、とうとう愛想尽かされたのかもしれない。
あたし、何光樹に同情していたんだろう。
こんなに賢ちゃんが好きなのに。
光樹に同情するってことは、賢ちゃんを傷つけること。
それくらい、分かっていたのに。
謝らなきゃ。
そう思うが、賢ちゃんに連絡を取るのが怖い。
賢ちゃん、今何をしてるの?
何を考えてるの?
昨日はあんなに幸せだったのに。
今日はこのベッドで一人、涙を流していた。