続・俺と結婚しろよ!
だけど、
「まさかあなた、本気で付き合ってる訳……じゃないわよね?」
その言葉に、
「本気です!」
思わず言っていた。
「あたしは本気です!!
賢ちゃんがどう言おうと、本気です!
あたしは優理さんみたいに綺麗じゃないけど……」
駄目だ、涙が出てきそう。
「賢ちゃんが、美人好きなのは何となく分かってるけど……
賢ちゃんがチャラいことは知ってるけど……」
優理は少し悲しげに笑い、あたしの頭にその長い手を乗せた。
そして、もういいわ、と言う。
何がもういいの?
そっちが振っておいた話じゃん。
チビで可愛くないあたしを見て、優越感に浸りたいわけ?