続・俺と結婚しろよ!




卑屈になるあたし。

一刻も早くこの場から去りたくて。

優理に頭をさげる。

だけど、優理は離してくれない。




「あなた、もしかしてあたしが玄の元カノだと思ってる?」




思わせぶりな言葉を吐く。



元カノって言うか、愛人じゃん!

叫びたい気持ちを我慢する。

すると、優理はさもおかしそうに笑った。





「あたしたちは、そんな関係じゃないわ。

玄の女なんて、本気な娘いないんじゃない?

お互い、ストレスを感じた時に求め合うだけ」




嫌だ、そんな話、聞きたくない!




「玄も言うでしょ?

後腐れない女しか無理だって」




< 242 / 629 >

この作品をシェア

pagetop