続・俺と結婚しろよ!
「あたしも、あんな優しくなくて、面白みもなくて、冗談の通じない男、願い下げだから」
うるさいよ。
だけど……
優しくなくて、面白みもなくて、冗談も通じない?
それ、本気で言ってるの?
そんな中、携帯が振動する。
反射的に見ると、なんと賢ちゃんからの着信で。
しゅんとしていた胸が、一気に激しい音を立て始める。
こんな時に電話なんて、タイムリーすぎる。
確信犯かと思うほど。
あたしは困って優理を見た。
優理は笑いながら、
「出なよ」
と言う。
あたしは優理に頭を下げ、携帯を耳に当てた。