続・俺と結婚しろよ!
再び訪れる沈黙。
そして、
「ごめん」
賢ちゃんは謝る。
賢ちゃんが謝らなくてもいいのに。
悪いのは、あたしなのに。
「これから暇か?」
「……うん」
「迎えに行っていいか?」
「……うん!!」
優理もいるというのに、あたしは駆け出していた。
その声を聞くと、好きだと実感する。
はやく会いたいと思う。
やっぱり、あたしには賢ちゃんしかいない。
どうしようもないくらい、賢ちゃんに溺れているんだ。