続・俺と結婚しろよ!
こんなわけで、何とか賢ちゃんの家に引っ越しを終えたあたし。
日もすでに暮れ、辺りは夕闇に包まれていた。
なんだかんだで一日中手伝ってくれた、Fの三人。
無賃で重労働。
それなのに、彼らは文句一つ言わない。
本当にいい人たちだと思った。
関われば関わるほど、彼らが好きになる。
カッコいいFも好きだけど、ありのままのFも好きだ。
「今日はありがとうございました」
そう言って頭を下げた時、あたしの携帯が振動した。
反射的に手を伸ばし、画面を見る。
悠真からのLINEだ。
開けると、なんとまた、衝撃的な事実が書いてあった。
ー今月の夏フェスに、Fも出るらしい。
なんと、俺たちの次がF!