続・俺と結婚しろよ!









家に帰って、賢ちゃんはあたしを抱きしめた。

シャワーすら浴びず、ご飯すら食べず。

愛しい気持ちが溢れてきて、あたしはずっと賢ちゃんにしがみついていたんだ。






賢ちゃんの優しい笑顔。

あたしにそっと触れる指先。

あたしを包み込む胸。

その全てに溺れた。

そして、幸せだと思った。

この幸せを壊してはいけないと思った。






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