続・俺と結婚しろよ!
「俺、その他特技ねぇしな。
カッコイイと思わせた後がいいよな?
それか、俺のスティックに……」
「もういいよ!!」
あたしはお馬鹿な賢ちゃんに向かって叫んでいた。
「プロポーズとかどうでもいい!
そんなに急いでるなら、早く結婚しよ!」
我ながらびっくりだ。
早く結婚しよなんて言ってしまって。
でも、結婚したいんだ。
賢ちゃんしかいないと分かったから。
あたしも結婚して、安心したいんだ。
「プロポーズはさせろよ」
賢ちゃんは複雑な顔で言った。
「俺もケジメを付けてぇんだ」
その言葉に、大きく頷いていた。
あたしはこんなに賢ちゃんに大事にされて、本当に幸せだ。