続・俺と結婚しろよ!
やっぱり、これは作り直すべきか。
ここは派手なオムライスとかにするべきだったのか。
そう思ったが、
「おー!これこそ愛妻料理だ!」
賢ちゃんはやたら興奮する。
そんな賢ちゃんの様子に、
「ごめん……きっと美味しくない」
泣きたくなる。
あぁ、だめだあたし。
またマイナス思考になっている。
だけど……
「やべぇ!超美味い」
賢ちゃんは嬉しそうに食べてくれて。
そんな賢ちゃんに、
「お世辞とかやめてよ!」
突っかかってしまう、可愛げのないあたし。
だって、わざとらしいにも程があるよ?
賢ちゃんの料理のほうが美味しいに決まってるのに。