続・俺と結婚しろよ!
だけど、
「咲良の友達か?」
賢ちゃんは茜ちゃんに近付く。
なに!?
全く反省するそぶりもない?
「俺は、咲良と結婚予定の……
「賢ちゃん!!」
あたしは声を荒げていた。
そして、賢ちゃんはすごく驚いた顔であたしを見る。
そんな賢ちゃんを、あたしは睨んだ。
「謝って」
「は?」
「茜ちゃんに、謝って」
しーん……
部屋に沈黙が舞い降りた。
あたしは賢ちゃんを睨んでいて、賢ちゃんはポカーンとしていて。
そして、茜ちゃんが少し赤くなって下を向く。
「まさか……賢ちゃん……」
あたしは震えていた。
「まさか賢ちゃん……
忘れたんじゃないよね!?」