続・俺と結婚しろよ!
完全に賢ちゃんの世界に入ってしまったあたし。
こんなあたしを、賢ちゃんは苦い顔で見る。
そして、
「ほら見ろ」
なんて言う。
賢ちゃんは分かってたのかな、この結末を。
あたし、まんまと賢ちゃんに乗せられた。
「だから言ってるだろ。
俺のスティックさばきはすげぇよ。
俺のスティックも……」
「馬鹿っ!!」
かっこいいと思ったらこれだ。
真っ赤なあたしは賢ちゃんを叩くふりをする。
そんな時、あたしの携帯が振動し、あたしは携帯を握って部屋を出た。