続・俺と結婚しろよ!
「すげぇよな。
俺、咲良に支えられてる」
あたしも……
賢ちゃんに元気をたくさんもらったよ?
「咲良のおかげで、俺のスティックはすげぇことになりそうだ」
「馬鹿……」
「……つーのは置いといて」
信号が赤になり、賢ちゃんは車を停めた。
そしてあたしを見る。
暗闇の中で見る賢ちゃんは、なんだか酷く大人に見えた。
「次の咲良のオフ、俺の実家に来ねぇか?」
ドクン……
胸が大きい音を立てる。
「ちゃんと、親に紹介したい」