続・俺と結婚しろよ!








どれくらいの時間、そうしていたのだろう。




「ありがとう、咲良」




賢ちゃんが静かに言う。




「咲良のおかげで、これからも頑張れそうだ」




その言葉が胸にじーんと響く。




「俺、マジで咲良に会えて良かっ……





ガラッ……




賢ちゃんが鍵を外した瞬間、勢いよく扉が開く。





そして、




「F展示コーナーだって!やべぇな!」



「何回来ても楽しみだ!!」




二人の男性の声が聞こえた。


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