続・俺と結婚しろよ!





「それか、俺たちが野郎と坊主の代わりになってもいいぞ?」




賢ちゃんは漫画を読みながら言う。





「俺たちの演奏で咲良が歌ってくれるなら……」



「絶対やだ!!」




あたしは叫んでいた。




賢ちゃんの馬鹿!

デリカシーなさすぎ!






「そう言って、あたしを笑うんでしょ?

無理だよ!

Fなんかと……」



「でも咲良ちゃん、ふとももフェチやったじゃん」




慎吾さんがさもおかしそうな顔をしている。

あたしは、そんな慎吾さんまで睨んでいた。



< 526 / 629 >

この作品をシェア

pagetop