続・俺と結婚しろよ!
「それか、俺たちが野郎と坊主の代わりになってもいいぞ?」
賢ちゃんは漫画を読みながら言う。
「俺たちの演奏で咲良が歌ってくれるなら……」
「絶対やだ!!」
あたしは叫んでいた。
賢ちゃんの馬鹿!
デリカシーなさすぎ!
「そう言って、あたしを笑うんでしょ?
無理だよ!
Fなんかと……」
「でも咲良ちゃん、ふとももフェチやったじゃん」
慎吾さんがさもおかしそうな顔をしている。
あたしは、そんな慎吾さんまで睨んでいた。