続・俺と結婚しろよ!
その言葉通り、あたしは賢ちゃんに手を回した。
がっしりと引き締まっている賢ちゃん。
ジャケットの上からでもその筋肉が分かり、キュンとしてしまう。
そして、賢ちゃんの香りにくらくらする。
こんなあたしなんて気にせず、賢ちゃんはアクセルを回す。
そして、バイクはゆっくりと走り出した。
慣れた様子でクラッチを踏み、ギアを変える賢ちゃん。
その様子にも痺れてしまう。
だめだだめだ、これ以上賢ちゃんに夢中になったら!
落ち着こう!
そう思うのに、ドキドキが止まらないのだった。