続・俺と結婚しろよ!






その言葉通り、あたしは賢ちゃんに手を回した。





がっしりと引き締まっている賢ちゃん。

ジャケットの上からでもその筋肉が分かり、キュンとしてしまう。

そして、賢ちゃんの香りにくらくらする。

こんなあたしなんて気にせず、賢ちゃんはアクセルを回す。

そして、バイクはゆっくりと走り出した。




慣れた様子でクラッチを踏み、ギアを変える賢ちゃん。

その様子にも痺れてしまう。

だめだだめだ、これ以上賢ちゃんに夢中になったら!

落ち着こう!

そう思うのに、ドキドキが止まらないのだった。




< 600 / 629 >

この作品をシェア

pagetop