続・俺と結婚しろよ!
「大丈夫だって、咲良」
そうは言うものの、やっぱり元気がない大輝。
「また明日から頑張ろうぜ!」
悠真の笑いもわざとらしい。
こんな時、怒りをぶつけられたほうが、スッキリするのかもしれない。
無理してあたしをかばってくれる二人を見るのが、辛い。
「あたし、今日はもう帰るね」
「おい、咲良!!」
あたしを呼び止める悠真を振り切って、あたしは楽屋を後にしていた。
せっかくのチャンスを駄目にした。
あたしたち、今後、流星のように消えてしまうの?