続・俺と結婚しろよ!
案の定、あっという間に人だかりが出来て、
「あ、新沢咲良と玄!」
「マジ?」
「咲良、可愛い」
なんて言葉が聞こえてきて。
「咲良、とりあえず帰ろうか」
賢ちゃんは静かに言って、あたしの手を握った。
こんな時までキュンキュン言う、あたしの身体。
賢ちゃんに触れて、賢ちゃんと話すだけで、少しだけ心が落ち着いた。
やっぱり賢ちゃんの力はすごい。
あたしには、賢ちゃんがいなきゃ駄目だ。