続・俺と結婚しろよ!
そうだよ、賢ちゃんの思い通りになんてなってやらない。
ぶんぶん振り回してやる!
……そう思うけど、やっぱり賢ちゃんが好きすぎて。
まだあたしに向かって伸ばされている、賢ちゃんの両腕の中へと飛び込んだ。
ぎゅっとあたしを抱きしめる賢ちゃん。
賢ちゃんの香りと、硬い胸と、大きな腕に挟まれて、幸せを噛み締めるあたし。
あぁ、女の子に生まれて良かった。
賢ちゃんの彼女になれて、本当に良かった。