続・俺と結婚しろよ!





そしてあたしに向き直り……




「なぁ、咲良?

いつ結婚するか?」




まだその話題。

いい加減、飽きないのか。




「もういいだろ?

世間も認めてるんだし」




ギャグなのか、真剣なのか。




「咲良!

さっきの続き、早くやるぞ!

期待してろ、俺のスティックはな……



「馬鹿ッ!!!」




あたしは、近くにあったケーキを投げつける。

ケーキは宙を飛び、賢ちゃんの顔に直撃する。

賢ちゃんの顔は、生クリームで真っ白になって。

その真っ白の顔で笑っていた。





賢ちゃんの馬鹿。

ムードぶち壊しじゃん。





だけど……



これで良かったのかもしれない。

きっと賢ちゃんに抱かれたら……

あたし、狂ってしまいそう!





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