鼻を摘んで目を閉じて…
2.覚えてないの?
日本人らしからぬ青い目が、なんだか人工物めいてちょっと怖い。
綺麗なんだけど、表情がない美貌にハマっていると、なんだか等身大のビスクドールか何かみたいだ。
しかし、こいつ、凄い背が高い。
遠目に見た時も、他の人たちより頭一つ分、ぴょこんと頭が出てたけど、いったい何cm身長があるわけ?
見上げたまま、ついジロジロと観察してしまって、怪訝そうに首を傾げられてしまった。
やばやば、あたしったら超不審人物じゃん。
「…何?」
「あ…えっと、そのぉ」
…名前、名乗っていいのかな。
とかなんとか迷ってるうちに、背後から長い腕が伸びてドアを開けて、さっさと部屋へと入られてしまった。
「…入らないのか?」
「え?あ…入ります!」
何してんだ、あたし。
いくら昔の知り合いだとは言っても、今は仕事中でしょ。
綺麗なんだけど、表情がない美貌にハマっていると、なんだか等身大のビスクドールか何かみたいだ。
しかし、こいつ、凄い背が高い。
遠目に見た時も、他の人たちより頭一つ分、ぴょこんと頭が出てたけど、いったい何cm身長があるわけ?
見上げたまま、ついジロジロと観察してしまって、怪訝そうに首を傾げられてしまった。
やばやば、あたしったら超不審人物じゃん。
「…何?」
「あ…えっと、そのぉ」
…名前、名乗っていいのかな。
とかなんとか迷ってるうちに、背後から長い腕が伸びてドアを開けて、さっさと部屋へと入られてしまった。
「…入らないのか?」
「え?あ…入ります!」
何してんだ、あたし。
いくら昔の知り合いだとは言っても、今は仕事中でしょ。