タイトル未設定


中に入ると、外から見た時と同じように、とても豪華な飾り付けや素敵な家具が置いてあり、高級感が溢れていた。

やっぱり、私が間違っちゃったんだね……

「……お嬢さん、どちら様でしょうか?」

考え事をしていたら呼ばれたようで。

「はい!私は針咲理沙と申します。あなたは……?」

そこまで言って初めて相手の顔をちゃんと見た。思わず声が出そうになるほどのイケメンさん。

「……僕は海叶。龍川海叶(タツカワ カイト)。君はなんでこんな所に……」

「お嬢さん、こちらに……って海叶、お嬢さんには手を出しちゃダメだぞ。丁度いい。海叶、アソコへお嬢さんを案内してやりやなさい。ついでにランクも測ってくれ」

おじさん……誰でしょうか(焦)

「父さん……僕だって…暇じゃないんだよ……はぁ、父さんには逆らえないんだよなぁ………行きますよ、理沙さん。」

「ちょっ、行くって…どこにですか!?」

「いいから付いてきて。」
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