君がくれたもの
「日菜子!」
「…ん?」
「1時間目体育だよ!
早く着替え行こ!」
「あ、うん。」
優香とジャージ袋をもって、教室を出ようとすれば、
「大輝〜。」
甘ったるい声が私たちのすぐ横を通り抜けた。
声の主は、
野澤 愛佳 Nozawa Aika
私たちとは違う科の人。
身長は
149センチ華奢な身長に
でるところは出てて、
可愛い系だと思う。
最近毎日大輝のところに来てるんだ。
ほら、今だって。
「大輝〜」
甘ったるい声を出して甘える野澤さん。
ズキズキ痛む胸。
心配そうに私を見る優香に気づいてはいたけど…
笑って、行こう。
と優香の腕を引いて更衣室へと向かった。