君がくれたもの


「あ、亜美ちゃんありがとう。」

「…いーえ、
亜美でいいよ。」

「あ、うん。」

本当助かった。

そう思ってると、

「日菜子!大丈夫だった?!」

駆け寄ってくる優香

だけど、その後ろで怪しく笑った野澤さんは、

優香めがけて思いっきりアタックをしてきた、

「優香!」

優香を亜美ちゃんの方へと押すと、

亜美ちゃんは優香を支えてくれて、


バンッ!


私の顔面にはバレーボールが当たった。

「日菜子!」「桐谷さん!」

朦朧とする意識、

「日菜子?!」

最後に聞こえたのは

大輝の声だった。



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