君がくれたもの


だけど、

俺はこの子に生きていてほしい。

ずっとこの子といたい、

そう思ったんだ。

何故かは知らないけど気づけば一緒にいてすごく落ち着いていたんだ。

それからの入院生活は、

光希ともどんどん仲良くなって、

家族とも空いた溝を埋めるように仲良くなっていった。

そして、

気づけば俺は

光希のことが好きになっていた。

初恋だった、

俺の14歳という若さで

一世一代の恋が始まったんだ。


< 122 / 302 >

この作品をシェア

pagetop