君がくれたもの


少し遠出をするらしい。

パンツ2枚持ってこいよーと笑いながら言っていた大輝。

パンツなんてデート行くのに持ってくかって感じだけど

忘れなかったら持っていこう。

いや、やっぱ持っていかない。

とりあえず私は明日の服、

白い半袖ワンピースにミュールのサンダルにしよう。

よし、髪型は大翔を呼ぶ。

そして、私は早いうちに眠りについた。

目覚ましの音で目を覚ますと、

洗面所で顔を洗って髪を梳かしてご飯を食べて歯を磨いて、

自分の部屋へ。

リビングの端の方に大きめなカバンがあったのはきっと、気のせい。

うん、そうだよ。

白いワンピースに着替えて、

隣の大翔の部屋へ。

コンコン、

ガチャッ

「髪型?」

すぐに開いた扉。

おぉ、大翔はわかってるんだな。

そう思っていると、

私の腕を引いて大翔の部屋へ。

私を鏡の前へと座らせると私の長い髪を三つ編みにしてお団子にしてくれた。

「…かわいい。」

「だろ?」
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