君がくれたもの


何とか、目的の駅で降りられて、


そして、次の電車に乗って着いたのは熱海。

目の前にはたくさんの建物、潮の香り、

「熱海!」

キラキラ輝く瞳。

大輝が予約してくれていたホテルへと行き、
荷物を置くと、

すぐに観光めぐりをした。

東京よりやっぱり暑くて、

だけど幸せだ。

釣り堀で釣りをしたり、

いろいろなものを食べたり買ったり、

海で遊んだり…。

そして気づけば夕焼け空。

堤防に座って2人で夕日を穏やかな気持ちで見つめていた。

だけど、ご飯の時間になって2人で慌ててホテルへと戻った。

って言っても、目の前なんだけどね。

ホテルの部屋。

正しくは旅館?

に着くと

「お帰りなさいませ。」

と頭を下げる女将さん。

おぉー、と感心していると部屋について、

部屋の中には豪華な料理が並んでいて

2人で思わず喉を鳴らした。

急激にお腹すいたという図々しい腹の虫。

それは大輝も同じみたいで2人で笑いあった。

写真を撮ってから食べると、

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