君がくれたもの
明日会いに行くことになって、
俺はネックレスを握りしめていた。
そして、なんとなくもう1つのネックレスを見てみると、
『Sunflower』
と彫られたプレート。
…どういう意味だ?
sunflower?向日葵?
向日葵、向日葵。
俺は隣の部屋に駆け込んで
「おい!優香!」
「はい?!」
いきなり驚いたのかビクッとした優香。
けどそんなのにも関わらず
「向日葵の花言葉は?!」
そう聞くと、
「え?知らないの?」
とウットリした顔をしながら、
教えてくれた。
《あなただけを見つめる。》
それで俺は確信をした。
きっと、日菜子のお腹の中にいるのは俺の子だ。
たとえ、俺の子じゃなくても俺は2人を養う。
でも、日菜子を信じてるから。
大丈夫。