君がくれたもの


いつも通りバイトを終わらせて、

くたくたになって外に出ると、

目の前の塀に寄りかかった

「大輝!」

大切な人の姿。

なぜだか一瞬で疲れが吹っ飛んで、

笑って腕を広げる大輝に遠慮なく飛び込んだ。

勢いよく抱きついた私を

軽々しく受け止めた大輝は

笑って

「お疲れ様。」

と言ってくれた。

私も笑って、

「大輝もお疲れ様。」

と言うと、2人で私の家の方へと足を進めた。

< 70 / 302 >

この作品をシェア

pagetop