あの日。
中1だったし、早すぎたんだと思ってる。

でもその子はすごく傷ついた顔をしていた。

当たり前か…。

そのうちだんだん心も体もおとなになっていった。

中2になって、クラスの一番仲の良かった男子に告白された。

でも、怖かった。また人を傷つけちゃうんじゃないかって。

だから断った。

大丈夫だよって笑ってくれたのを今でも覚えてる。

本当に嬉しかった。

それからは男子とも女子とも仲良く、変わったことはないけれど楽しい日々を過ごしたんだ。

今、3年になって新しい恋でもしたいと思ってる。

あれから恋とは何なのか自分なりに少女漫画や小説を読んでなんとなくつかんできた。

どうやら“きゅん”となったら恋らしい…。

…。

「紗音、1時間目始まるよ???何考え事してんのさ笑。紗音らしくないなぁ。なんかあったらなんでもいいなよ。」

『優音ーーっ。ありがと〜』

「はいよー、じゃまたあとで。」

今、声をかけてくれたのは山崎優音(やまざきゆうね)。

中1から同じクラスでいまでは一番の親友だ。

ショートカットで笑うとえくぼができてすごくきれいで可愛い女の子。

自慢の親友です。

でも、ぱっとみすっごくクールだから怖がられやすいんだけどね…笑
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop