『N』ー忍びで候うー
笑いの止まらない郷太を掴み、一花はそれを部屋の外へつまみ出そうとした。
「次郎。」
「はいはい、俺もね。ちょっと待って。」
ふぁさっと布団がかけ直された。
布団の上からそっと頭をなでられる。
「無事でよかったな。早く元気になれよ。」
次郎の声だった。
「はいはい、郷太ね。下に連れてくよ。こいつも七花が心配なだけなんだぜ。」
「あー、もう笑ったりしないから〜、、」
ごねる郷太の背中を押して次郎は降りて行った。降りる途中、次郎は一と七花のことを思っていた。
『弟子みたいで、守りたくなる存在で、、
師匠みたいで、お日さまを思わせる、、
案外いい関係なんじゃ、、
でもゴリラって?
よくわからんな。』
次郎はふっと笑った。
「次郎。」
「はいはい、俺もね。ちょっと待って。」
ふぁさっと布団がかけ直された。
布団の上からそっと頭をなでられる。
「無事でよかったな。早く元気になれよ。」
次郎の声だった。
「はいはい、郷太ね。下に連れてくよ。こいつも七花が心配なだけなんだぜ。」
「あー、もう笑ったりしないから〜、、」
ごねる郷太の背中を押して次郎は降りて行った。降りる途中、次郎は一と七花のことを思っていた。
『弟子みたいで、守りたくなる存在で、、
師匠みたいで、お日さまを思わせる、、
案外いい関係なんじゃ、、
でもゴリラって?
よくわからんな。』
次郎はふっと笑った。