『N』ー忍びで候うー
「弟子?」
「お前、、もう修行を忘れたのか?」

目を丸める一花の顔ったら、、
「ぷっ。やだ、そんなことない。」
笑いが伝染してきたみたい。

「あんな辛いの、忘れるわけない。ぁ、」

一花がにやりとした。
「あれは辛いうちに入らん。今度機会があれば、もっとしっかり鍛えてやる。楽しみにしてろ。」
「ぇ、遠慮しますっ。」

一緒に歩いているとやっぱり時間はあっと言う間に過ぎて、もう家の前まで来ていた。

一花は残党を捕まえるまで隠れて守るからと言ってくれた。

「じゃ、、」
別れ際、もう一度呼び止められた。
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