『N』ー忍びで候うー
「君の名前が決まったよ。
今日から君は七花(ななか)だ。
忍者でいる時はその名前でいるように。
私たちは君の本名を知ってしまったが、それをバラすことはない。君も、誰にであれ素性を明かすことのないように。
いいね?」
「やっぱり、七花で当たりだったね♪」
にこにこの郷太くんがこそっと顔を寄せてきた。
「どうしてわかったの?」
「んー、わかったんじゃないけど、君が7番目だったし、女の子につけるのは花なのかなーと思ったら。」
「女の子ならって、、じゃ、、」
瞬間、一花さんを見た。
「早まるな。俺は男だ。」
すっと視線を外された。
ぁ、怒った?
「一花は男だよ。」
「当然だ。」
六車さんがくすりと笑った。
「れっきとした。」
郷太くんがやけに大きく頷きながら加えた。
一花さんの眉間に何か言いたげに皺が寄せられる。
広い肩幅、筋肉質でがっちりした、だけどしなやかそうに見える肢体、長い手足、地味なくらい頭から足先まで真っ黒なコーディネート、やや長めの前髪がいつも表情を隠してる。
どう見たって、、
「十分男の人に見えるよ?」
郷太くん、六車さんの爆笑。
「見るな。」
一花さんの赤面!
かわいい、、っ
「一花の場合はね、目くらましだよ。
万一名前を聞かれていても女性を連想させるようにね。」
笑いを口元に残した六車さんが場の収集にかかった。
今日から君は七花(ななか)だ。
忍者でいる時はその名前でいるように。
私たちは君の本名を知ってしまったが、それをバラすことはない。君も、誰にであれ素性を明かすことのないように。
いいね?」
「やっぱり、七花で当たりだったね♪」
にこにこの郷太くんがこそっと顔を寄せてきた。
「どうしてわかったの?」
「んー、わかったんじゃないけど、君が7番目だったし、女の子につけるのは花なのかなーと思ったら。」
「女の子ならって、、じゃ、、」
瞬間、一花さんを見た。
「早まるな。俺は男だ。」
すっと視線を外された。
ぁ、怒った?
「一花は男だよ。」
「当然だ。」
六車さんがくすりと笑った。
「れっきとした。」
郷太くんがやけに大きく頷きながら加えた。
一花さんの眉間に何か言いたげに皺が寄せられる。
広い肩幅、筋肉質でがっちりした、だけどしなやかそうに見える肢体、長い手足、地味なくらい頭から足先まで真っ黒なコーディネート、やや長めの前髪がいつも表情を隠してる。
どう見たって、、
「十分男の人に見えるよ?」
郷太くん、六車さんの爆笑。
「見るな。」
一花さんの赤面!
かわいい、、っ
「一花の場合はね、目くらましだよ。
万一名前を聞かれていても女性を連想させるようにね。」
笑いを口元に残した六車さんが場の収集にかかった。