『N』ー忍びで候うー
「ええー?!!臭いとかそんなんじゃなくて、なんていうか、、、」
どんな匂いって言ったらいいんだろ。。
「匂いがわかるなんて、敏感なんですね。」
目の前にとろっとした黄色い液体の入ったグラスが置かれた。
可愛いピンクのストロー付き。
「その才能を活かして、ここで出すケーキを作ってみませんか?」
「ケーキ?」
「はい。七花の配属はここに変わりましたからね。お仕事ですよ。」
「やったね、七花。家政科って料理したり栄養考えたりするの得意なんじゃないの?七花が活かせる分野だね♪」
わあ、っと喜んでくれる郷太にも肩を押され、あたしはその提案を受けることにした。
お店で出すケーキを作らせてもらえる、何だか楽しみになってきた。山での特訓とは大違いだけど、これも能力を活かすための特訓?
こんな特訓なら嬉しいかも!
目の前がきらきら輝いてきたような気がした。
「あ。」
「ん?どしたの?」
「ふふ、なんでもない。」
「あー、なにそれ~。」
絡んでくる郷太をよそに、あたしはノートとペンをとった。早速ケーキの案を考えるために。
ほんとはさっき、思い出したことがあったんだけど、それは誰にも内緒にしとこうと思った。
一花の匂いが『お日さま』の匂いみたいだと思ったなんて、言ったらきっと笑われるから。
どんな匂いって言ったらいいんだろ。。
「匂いがわかるなんて、敏感なんですね。」
目の前にとろっとした黄色い液体の入ったグラスが置かれた。
可愛いピンクのストロー付き。
「その才能を活かして、ここで出すケーキを作ってみませんか?」
「ケーキ?」
「はい。七花の配属はここに変わりましたからね。お仕事ですよ。」
「やったね、七花。家政科って料理したり栄養考えたりするの得意なんじゃないの?七花が活かせる分野だね♪」
わあ、っと喜んでくれる郷太にも肩を押され、あたしはその提案を受けることにした。
お店で出すケーキを作らせてもらえる、何だか楽しみになってきた。山での特訓とは大違いだけど、これも能力を活かすための特訓?
こんな特訓なら嬉しいかも!
目の前がきらきら輝いてきたような気がした。
「あ。」
「ん?どしたの?」
「ふふ、なんでもない。」
「あー、なにそれ~。」
絡んでくる郷太をよそに、あたしはノートとペンをとった。早速ケーキの案を考えるために。
ほんとはさっき、思い出したことがあったんだけど、それは誰にも内緒にしとこうと思った。
一花の匂いが『お日さま』の匂いみたいだと思ったなんて、言ったらきっと笑われるから。