貴方が欲しい
枢side

瑠璃を、荘園家に送り届けると
元老院へ向かった

「枢様。元老院本部につきました」

「ありがとう」

元老院の前に部下と思われる人が立っていた

「玖蘭枢様。お待ちしておりました。こちらへどうぞ」

本部の内部へと入った

そして、一翁の部屋へと案内された

「お久しぶりです。枢様」

「お久しぶりです。一翁」

一翁とは、一条拓磨の伯父だ
一条麻燈itizyou asatou

「報告書を提出に来ました」

「ありがとうございます。それと次の夜会の件なんですけど、玖蘭家様と、菖藤様、柊木様、明城様の四家の純血種様をお呼びしようと思っております。」

柊木家も来るのか、
面倒なことになりそうだ

「分かりました。」

「恐れ入りますが、瑠璃様はこられますか?」

「はい。」

「承知いたしました。」

「僕は一翁に聞きたいことがあるんだけど 」

「なんでございましょう?」


「李土は元気?」


すると一翁は一瞬驚いた顔をした

「何のことでしょうか、」

まだしらを切るのか

「もういいよ。クス」

「じゃあ僕は帰らせていただくよ。また夜会の時に。」



僕は部屋を出て瑠璃を迎えに出た
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