貴方が欲しい

会場についた

「玖蘭枢様、瑠璃様とお連れ様、お待ちしておりました。会場の方へどうぞ」


私達は会場へ入った


会場には、たくさんのヴァンパイアがいた

あ、晶さんがいる


私達が、会場にはいると注目がいっせいに集まった


するとたくさん人がよってきた


「お久しぶりです玖蘭のお二人方」

「今日も、枢様も瑠璃もお美しい」


あぁ、始まった…


すると

「ちょっとどいてくれるかな。玖蘭家のお二人と話がしたい。」

純血のオーラを出した男の人がやってきた

「どうも、お久しぶり枢。」

男の人がお辞儀をした

「こんにちは汀良さん。お久しぶりです」

誰だそりゃ

「瑠璃、こちらは明城汀良 myojo teraさんだよ。」

「初めまして、玖蘭瑠璃です。」

「こちらこそ。初めまして、瑠璃ちゃん。僕のことは汀良って呼んで」

「汀良さんって呼ばせていただきます」


「面白いね、じゃあ挨拶できたことだし、また。」クス

そういうと汀良さんはどこかへ行ってしまった


「マイペースな人だね」

「そうだね。」


私達はほかの人たちと会話をまた始めていると今度は夫婦と思われる人とその息子?と思われる人がやってきた


すると夫と思われる人が声をかけてきた

「こんにちは。枢」

「お久しぶりです。迅風さん、朱鳥さん、楓くん」

やっぱり家族なんだ
この人達は誰だろう。

「この方達は、柊木家の形たちで、迅風hayateさん、その奥さんの朱鳥asukaさん、そしてその息子さんの楓kaedeくんだよ。」


「玖蘭瑠璃です。迅風さん、朱鳥さん、楓さんよろしくお願いします」

すると朱鳥さんが
「瑠璃ちゃん、急なんだけどもしよければ楓なんかどう??」

え?どういうこと?

「楓と瑠璃ちゃん同いどしだし、婚約しない??」

何この軽いノリ!

「いや、あ、の」

すると枢が

「すいません、瑠璃は僕の婚約者なんです。」

あ、ありがとう枢!!

「あら!そうなの、残念だわ、瑠璃ちゃん。うちの楓もいい男なんだけど」

楓さんはぼーっとたっている
さっきから一言も喋ってないし
こんな人やだよ…

「じゃあ、枢。瑠璃。また今度」

呼び捨てされたし!!

なんなの柊木の人たちは!

「強引な人たちだろう?」

枢が話しかけてきた

「ほんと!!!」

「楓くんもいるし多分この話題出してくるとは思っていたんだけどまさかあんな唐突にくるとは。」


「びっくりした」

枢はクスっと微笑むと

「瑠璃。会いに行きたい人がいるんだけどいいかい?」

と聞いてきた
枢が会いたい人って誰だろう

「うん、」


私達は会場を回った


すると枢の足が止まった

ある純血種の男性の前だ

「お久しぶりです。衣砂夜さん。」

すると衣砂夜さんと呼ばれる人はこちらにふりむいて

驚いた顔をするとにこっと笑って

「久しぶり、枢、瑠璃」


「え、」

あ、思わず声が出ちゃった
なんで私の事知ってるの?
私は人間にされる前はまだ小さくて公の場には出たことなかったはず。


すると衣砂夜さんと呼ばれる男性はクスっと笑って

「こんにちは、瑠璃。僕は菖藤衣砂夜だよ。覚えていてくれてるかな?」

「ご、ごめんなさい、」

「まあしょうがないよ。僕が瑠璃にあったのは瑠璃がまだ5歳くらいの頃だから。」

え、ほんとに?
まだ私がきょとんとしていると枢が

「玖蘭家は菖藤家と仲が良かったんだ。お母様と舞依さんが幼馴染で仲良かったからね。」

「そうなんだ。」

「そして、衣砂夜さんと舞依さんの子供が瑠璃の知っているあの菖藤仁くんだよ。」

「え、ほんとに?!」

「うん」

「優姫と仁くんは婚約していたから何度か菖藤家の人たちは玖蘭家の本邸に遊びに来ていたことがあったんだよ。だからその時に瑠璃は衣砂夜とあったことがあるんだ。」


「そ、そうなんだ。ごめんなさい。覚えていなくて。」

衣砂夜さんはクスっと笑うと
「大丈夫だよ。」

と答えた

「それと、仁は元気かな?」

親だからやっぱり気になるよね

すると枢が

「仁くんは元気です。」


「そうか…よかった。舞依が命をかけた意味はあったみたいでよかった。」

舞依さんは命をかけて菖藤くんを人間にしたんだよね…
衣砂夜さん寂しくないのかな

衣砂夜はホットした顔で
「仁は学校でどんな感じかい?」

「優姫と仲がいいみたいです」

と枢が応えた

「そうか、お互い記憶をなくしたのにまた仲良くなるなんてよっぽど惹かれあっているんだろうね。記憶をなくす前すごく仲が良かったからね。」


「そうですね。」


「仁をよろしく頼むね。僕と舞依のために」

「もちろんです。」


「優姫ちゃんにもよろしく、じゃあ」


と、衣砂夜さんは去っていってしまった


「これで、全員の純血種とあったよ。」

ふぅ、

「緊張したなぁ」

「よく頑張ったね」

「うん!それにしてもお姉ちゃんと菖藤くんなんか凄いね…お互い記憶を失くしてお互いを、覚えていないはずなのにまた惹かれあってるとか運命だよね」


枢はクスっと笑うと
「僕は瑠璃がどこにいたってどんな姿になっていたって瑠璃を見つけるよ」


枢…

「ありがとう」///
枢と話していると

その瞬間

ゾワッ


寒気と共に誰かにじっと見られているような感覚がした

なにこれ


枢が

「大丈夫?」

と心配してくれた

「なんか寒気がして、誰かにじっと見られているような感じなの。」

「今日の目的は達成したし、帰って休もうか」


枢はわたしを安心させるように腰に手を回し、私をみんなから隠すように会場でた



ーーーーーーー

僕はじっと瑠璃を見つめていた

すると、枢は瑠璃の腰に手を回し隠すようにして会場を出た

「チッ、枢気づいたな」

「李土様。あまりみなにバレないようにして頂きたい」

と一翁

「僕の瑠璃…もうすぐ、君を迎えに行くよ」クス


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