貴方が欲しい
月の寮の食堂についた



奥の方には莉磨が席に座っていた

莉磨姉だ!!!

「莉磨姉〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」




私はダッシュで飛びついた



「瑠璃」怒



後ろから瑠佳お姉様に怒られた


えへへ


「莉磨姉久しぶり!」



莉磨姉は

「瑠璃じゃない久しぶり」




クールだ


「どうしてここにいるの?」


「瑠佳お姉様とお話してたの!」

「え、瑠璃と瑠佳ずるい私も呼んでほしかった」

瑠佳が



「そうすればよかったわね」クス


「莉磨姉ここすわっていい?」



「いいよ」



私と瑠佳お姉様は莉磨姉の隣に座った



「瑠璃、だれと舞踏祭行くの?」




莉磨姉が聞いてきた


「枢先輩だよ!」


「あ、そーなの?」



「うん!」



「よかったじゃない、瑠璃、枢様の事が好きなんでしょ?」



カアアアアアア///


「え!なんで莉磨姉しってるの!」


瑠佳が

「瑠璃見ててわからない人はいないわよ」


え、うっそぉ!!!


「え、じゃあ枢先輩も知ってるのかなぁ」、



瑠佳、莉磨


「さぁどうだろ」



「えーーーーーーーーーーーーー」

恥ずかしいいいいいいい!!!



こんな、たわいもない話をしていると
昼ごはんが運ばれてきた



わぁ美味しい


ナイトクラスもヴァンパイアだからといって血しか飲まないのではない

ちゃんとご飯も食べるのだ



(あんま食べても意味無いらしいけど、、)


今日のご飯のメニューはコーンスープとパンとサラダだ


なんか少なくない?


むぅって顔をしてると

「なんか瑠璃不満そう、、」


「え、そんなそとないよっ」汗


莉磨姉!するどい、、


「きっと瑠璃は少ないとでも思ったんでしょうね」


「ううううっ」


瑠佳お姉様はもっとするどい


「今日はこの後舞踏祭があるでしょう?ドレスが入らなくなったらいけないじゃないが」


あーー!!

「そういうことねっ」


ううううお腹空いたよぉ


「瑠璃まだ食べてはだめよ」



瑠佳お姉様が言った


「え?」



「枢様が来るまで食べてはいけないの」



「わお、枢先輩すごいね」

莉磨は驚いたように



「え、まさか枢様がなんなのか知らないの?」



「ん?なんのこと?」



瑠佳お姉様と莉磨姉がいっきに
ため息をついた


「何にも知らないのね、、、」

瑠佳お姉様が

「枢様は純血種よ」




莉磨がそれに続いて

「始祖の初めから一滴も人間の血が入っていないってこと。」

「純血種は私たちが敬う存在。人間で例えたら神様とか?」


えええええ!!
「そこまですごい人とは思ってなかった、」


「あとは、枢様から聞くといいわ」


「はぁーーい」

枢先輩ってすごいんだなぁ


なんかいろいろ考えていると

「莉磨」


後ろから莉磨を呼ぶ声がした
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