貴方が欲しい
「か、なっめ、せんぱいっ!」

私は必死に抵抗するが枢は止めない



ジュルジュル



血をすするを音が聞こえる


何かが私の中で動き始める



な、



にこれ、



すべての細胞がうめいているようだ





「か、な、めせんぱい、」


私はまた気を失った



「どうか君だけは」


枢はそういうと

自分の腕を噛みそこから吸った血を



瑠璃に口移しした
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