貴方が欲しい
私はナイトクラスの方々が校舎に入りきったのを確認すると


お姉ちゃんと理事長室へ向かった


ガチャッ



「理事長終わったよ〜」


「優姫、瑠璃ぃぃぃぃいいいい!!!」


中から叫んでいるのは私の義理のお父さん
この学園の理事長をしている


「どうしたの理事長」


「何かあったの?」


とお姉ちゃん


「はあ」

私が呆れたようにため息をつく



「ごめんね優姫、瑠璃」



「「ん?」」



「零がまたサボったみたいだねごめんね」



「あぁだから今日出待ち私達だけだったんだ」



「ごめんよ優姫、瑠璃」


ショボンとした顔でいう理事長


この風紀委員の仕事は正直

みんなの憎まれ役だ


けどまぁ身寄りのいない私たちを引き取ってくれた理事長のたのみだし!

「私は大丈夫、それより零はどこにいったんだろう、、、」


“零”とは


【錐生 零】


彼は両親が悪いヴァンパイアに殺されてしまってから岐城家で生活している



だけどこのごろ零はあまり体調が良くないみたいだ


大丈夫かな、、、、、




太陽が隠れ始めた


ヴァンパイアの時間が始まる
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