貴方が欲しい
「実はね瑠璃」





「??」







「さっき元老院に行ってきたんだ」







「元老院ってなに?」





前から気になっていた元老院ってなに?





「元老院は、ヴァンパイアを統一するための組織だよ。僕達の始祖が作ったんだ」







「へぇ〜〜」



なるほど






「僕達の始祖はヴァンパイアの中でも一番恐れられていて王族だったんだけど、王によるヴァンパイアの支配を嫌っていたから元老院を作ったんだ」








「じゃあそのまま始祖さんが元老院作ってなかったら、王族だったの?」









「そうかもね。今でも玖蘭家の血はどこのヴァンパイア一族よりも始祖からの血が濃いから、純血の中でも一番なんだ」







わぁ玖蘭って凄いんだなぁ


って自分の家のことなんだけどねぇ



「そうなんだ、、あ、それで元老院がどうしたの?」








「実はもう早速玖蘭瑠璃の情報が漏れて元老院にバレてしまったんだ、だから元老院が瑠璃の姿を見たいと僕達の長期休暇中に開かれるパーティに招待されたんだけど行くかい?」






元老院のパーティ?





なんか怖そう





けど枢もいるし






「うん。いく」






「分かったありがとう瑠璃」





「うん!」







「あ、瑠璃、授業が始まってしまうね。行こうか」









私たちは月の寮の1回のエントランスにおりた
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