貴方が欲しい
「枢ただいま」


部屋を見ると枢はカウチに横になって寝ていた




あ、可愛い





私は枢にかけよって顔をじっと見つめた





私の愛しい人






私はこれから何があっても枢と生きていく





「大好きだよ」




私は枢そっとキスをした





すると





枢は目を開け






「大胆だね瑠璃。寝ている僕にキスするなんて、クス」





「え!!!!起きてたの、!!」







「うん」







「どこから?!」






「瑠璃が部屋に入ってきた時から」






むう





「ひどいっ」






「ねぇ」




枢が瞳を紅くした





「最近僕を誘っているの?」






「いや、全然そのつもりじゃあ」





私は迫ってくる枢に後ずさりした






「血を、ちょうだい?」








そういって枢は私をベットまで抱き下ろして




そっと唇にきすをすると







ぬるっとした感触が私を遅い






ブツっ







鈍い痛みが走った






「か、な、ぁめ、////ハァハァ」






ジュルッ



ジュルッ






血をすする音がきこえる








しばらくすると枢が顔をあげた




「明日のパーティが貧血で台無しになったらダメだからこのくらいにしておくよ」


枢は私の頭をぽんっと叩いた



「もうっかなめったら」







しばらく私は顔を赤らめたままだった


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