貴方が欲しい


瑠佳お姉様と莉磨姉がいなくなったらすぐに、いろんなひとがあつまってきた




「瑠璃様、お年はいくつでらっしゃいますか?」



「16です」




「枢様とは一緒に住んでらっしゃっているのですか?」



「はい」



どんどんどんどん質問や声がかかる



はぁ、


「ドレスがとってもお似合いですね」



「ありがとうございます」


私は愛想笑いをした


「瑠璃様はとても美しい、樹里様と悠様に、よく似ていらっしゃる」




「クス、ありがとうございます」




お母様とお父様のネタを出されるとつらい





すると後ろから枢がきた



「瑠璃、待たせてごめんね」




「いいよ。大丈夫」




そう言って私は枢にくっついた




すると周りのものが



「お互いによく信頼しあっているのですね。」



「えぇ」




素直に素直にその言葉が嬉しかった




「美男美女カップルですわね」





「いえ」




枢が

「瑠璃、そろそろ帰ろうか」





「はい。」







「じゃあ枢様、瑠璃様、またの日をお待ちしております」






「あぁ」





私はぺこりと頭を下げた
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