私のおにいちゃん
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by〈磯崎 霧夜〉
*霧夜*
「なぁ、俺、そんなに変わったか?」
俺は、変わったんじゃない。
こいつらから逃れるために、
自分で自分を変えた。
少なくとも、
心の中まで支配されてるなんて思わない。
はっきりいって、現実逃避か。
*零斗*
「まだ言ってんのかよ?」
*霧夜*
「お前は全っ然変わってないのに。」
ホンッとあわれ。
何も変わらず、
ただひたすら妹を愛し続けるシスコン。